山東龍口

※今回の山東行の写真は6つに分割して、フォトアルバムにアップしました。ブログのタイトルと対応させてご覧ください。
7月10日から24日までは龍口の万松浦書院というところにいました。いま校正を見ていて、刊行前の最終段階に来ている翻訳小説『九月の寓話』の原作者、張[火韋]は龍口の出身、この文化研修施設の院長でもあります。
正確な所在地は龍口市徐福鎮港欒というところ、海岸の防風林の中にあって、タバコを買いに出るにも15分は歩きます。黄県の城内までは乗用車を飛ばしてやはり15分でしょうか。一日中、鳥とセミの声、松籟が聴こえるだけで、静かさとはどういうものか、よ~く分かりました。時々野ウサギやハリネズミの姿も見かけました。快適な書斎をあてがわれ、おかげさまで仕事も捗りました
仕事の合間には、気分転換ということで、近郊(城内、桑島、南山、屺[土母]島、下丁家鎮など)の見物に連れて行ってもらい、美味しいものも色々とご馳走になり、あぁ本当にいいところです。好きなだけいてイイよ、何でそんなに慌てて帰るんだい、といわれましたけど、上海をずっと空けているわけにも行かず、ちょうど二週間で失礼しました。
『九月の寓話』の評判がよくて、ぜひ次も、なんて話になったら、準備万端整えて、ひと夏籠もらせていただきましょうか

長旅を終えて

今日の午後、山東省の旅から戻りました。19泊20日という長旅でした。もっとも14日間は龍口に腰を据えて、仕事を片づけてきたので、旅というより別荘生活ですね。龍口を引き揚げてから、煙台に二泊、青島に三泊しました。山東省、涼しくてエカッタぁ。最高気温も精々26度くらいじゃないかな。青島では雨に降られてやや狼狽しましたが、海鮮も美味いし、今後ちょっと贔屓にしようかな。と、上海に戻るなり気温37度だって。フォトアルバムの方も段々とアップしていきますのでヨロシク。

酒と煙草

私、POKOPEN、基本的に晩酌を欠かしません。この数日はさすがに先週の呑みすぎ食いすぎを反省して(?)、また食後にも仕事が詰まっているので缶ビール程度に抑えましたが。上海でイイのは、黄酒のあることですね。外で友人と一緒の食事で、場の雰囲気と流れ次第では白酒も辞さないですが、自宅の晩酌は黄酒一本槍。黄酒といえば、最近は話梅や蜂蜜、生姜千切りを最初から調合したものもありますが、呑み助にとってはイマイチ。まぁたいていのスーパーに置いてあって、値段もそこそこなので愛飲しているのが「古越龍山五年陳」です。さらに私、喫煙者でありまして、国内ではKENTの5を吸ってます。しかし五年前(いや、もうちょっとかな?)くらいには上海の街角でもよく見たKENT、今年はゼンゼン見ません。少なくとも今住んでるあたりにはないです。1回だけ、静安寺の街角で見かけたっきり。で、代替品としては、結局「紅双喜」の緑箱がまぁ嗜好に合うということで、今じゃもっぱらコレです。一箱8元5角。しかし、コレはホテルで買うと9元。こないだ街角で1カートンくれといったら、バラしかないといわれ、バラバラのを10個買ってきました。すると、店のお兄さん、バラだからと全部から3元値引きしてくれました。ウ~ム、煙草の値段が一定しないとういうことは日本じゃないですねぇ。
※来週頭から山東省は龍口の張[火韋]のところへ、やや長逗留してきます。ブログもHPもしばらくアップしませんが、月末には盛りだくさんで再開の予定ですので、乞うご期待!

ガイド終了

昨日、鬼耶魔老師はご機嫌よく帰国されて、嵐のような一週間が終了しました。部屋に籠もってゲラなぞ見ていても一週間なんかスグに経つと思えば、アァ、異常に濃密な一週間でしたねぇ。初日は紹興に始まり、最終日は魯迅紀念館(改築後はいらしたことがなかったそうで)とお墓を参観、多倫路の咸亨酒店で最後の食事と、一応首尾の体裁も整ったみたいです。

上海博物館

鬼耶魔老師のお供も最終段階、上海に戻ってきました。センセイは近年こちらでも“紅人”ですから、会いたいという人々も多い、そこを巧くアレンジしながら、上海博物館に二度行ってきました。色々な方面に造詣の深い方ですから、タメになりました。じっくりと見て回ることが出来て、夫子もご満悦、徐文長や陳洪綬の幅などに見入っておいででした。

蘇州行

鬼耶魔老師ご案内ツアーの続きは、我らが老梅の差配で蘇州行。同行したのは張新頴、宋炳輝、そして老梅一家。蘇州に二泊して、半日は周荘。貸切で評弾を聞いたり、夜の舟遊びしたり。詳細はWEBポコペンの日記に記しますが、イヤァ、老梅は偉大!この差配振りそのものが稀代の見ものといって構いません。ひどく暑かったですが、老師もご機嫌うるわしいご様子で、よかったヨカッタ