山東龍口
2006年7月30日 コメントを残す
※今回の山東行の写真は6つに分割して、フォトアルバムにアップしました。ブログのタイトルと対応させてご覧ください。
7月10日から24日までは龍口の万松浦書院というところにいました。いま校正を見ていて、刊行前の最終段階に来ている翻訳小説『九月の寓話』の原作者、張[火韋]は龍口の出身、この文化研修施設の院長でもあります。
正確な所在地は龍口市徐福鎮港欒というところ、海岸の防風林の中にあって、タバコを買いに出るにも15分は歩きます。黄県の城内までは乗用車を飛ばしてやはり15分でしょうか。一日中、鳥とセミの声、松籟が聴こえるだけで、静かさとはどういうものか、よ~く分かりました。時々野ウサギやハリネズミの姿も見かけました。快適な書斎をあてがわれ、おかげさまで仕事も捗りました。
仕事の合間には、気分転換ということで、近郊(城内、桑島、南山、屺[土母]島、下丁家鎮など)の見物に連れて行ってもらい、美味しいものも色々とご馳走になり、あぁ本当にいいところです。好きなだけいてイイよ、何でそんなに慌てて帰るんだい、といわれましたけど、上海をずっと空けているわけにも行かず、ちょうど二週間で失礼しました。
『九月の寓話』の評判がよくて、ぜひ次も、なんて話になったら、準備万端整えて、ひと夏籠もらせていただきましょうか。