この二日ほど、午前中はやや涼しくなったので、美術館を回ってみました。週末のせいか、子供連れが多く、親も含めてマナーもヘッタクレもありません。飲み食いも平気、子供は絵の表面を擦ってますし、禁止されてる写真もバシバシ撮ってます(館員も制止しません)
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個人的な印象として、洋画は、現代アートも含めて全体に面白くないです。アァこれはイイな、精進しているな、と思わせるのは、やはり国画。ただ過去の名画はおいそれと見られません。博物館も出し惜しみしてるし。
洋画に関しては、泰西名画のコレクションがあるはずもなし、それだけに何を集めるか/見せるかについては、キュレーターの活躍する余地が十分にあると思われますが、そもそもこちらの伝統として、絵や書は個人が所蔵して、独り愉しむもんだったんでしょうから、モダンの表象としての美術館制度が根づくかどうか、今後に待つしかないんでしょうね。その場合、美術館での振る舞い方から啓蒙しなくちゃならないとは、タイヘンな話です
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そういえば、最近では、中国人もずいぶんとヨーロッパに旅行に行くらしいですが、みなさん、向こうでもこの調子なのかしらん?