お仕事

正式な仕事というわけではありませんが、上海大学で講義をしてきました。都合90分くらいかな、好き勝手なこと話して講師料貰っちゃ、何だか申し訳ないですねぇ。私は文学院当代文化研究中心というところの校外委員になってて、今回のインビテーションはそこから出ているものですから、やはりこれも仕事のうちかなと。上大のキャンパスは二度目、ウ~ム、だだっ広いところです。一二八の時の主戦場だった辺りですねぇ。

市井の感

うちの下の「廃旧物資回収站」、やかましいです。「回収旧冰箱、旧彩電、旧電脳~」と一日中喚いています。それからゴミ回収場所の横の小路が、欧陽路から四達路へカットする抜け道なんですが、ここがすれ違いで紛糾する。ゴミ屋の隣が洗車屋で、路上駐車も多いので、T字路の出口でさらに紛糾します。すると一斉にクラクションを鳴らし始めて、うるさいウルサイ。荷風先生は隣家のラジオが、魯迅先生は麻雀の音がうるさくて文句を言ってましたが、ポコペンにはゴミ屋と交通渋滞の騒音くらいが相応なのかな。そんな一コマを写真に収めておきました。午後、かの「著名な」周立民の夫婦とお茶をしたので、オメェ日本じゃ結構有名なんだぜー、一緒に写真撮って、オイラも有名にしてねーとパチリ。

二食外食

派出所の呼び出しはなかなか来ないし、お勉強ばかりで気が鬱してきたので、朝から出かけました。本も探したかったし、まずは賈先生のご機嫌を伺ってから、復旦の周辺を一回り。昼飯は邯鄲路で食べて、午後福州路にも行きました。今日は風がムチャクチャ強くて、実は風に弱い私、ヘタヘタと一番近いホテルに逃げ込み、夕方まで休憩。緑楊邨の素菜包は、買っておいて冷蔵庫に入れておけば3日は大丈夫、冷凍モノなんかよりずっと美味しいという知人の説に従い、江寧路まで行きましたが、こういうものは夕方行っても売り切れに決まってるですね。梅龍鎮広場の映画館は「ダヴィンチ・コード」だかを見る人々で行列、向かいの昔ながらの美祺大戯院の方は寂れた感じでした。話劇なんかもかかるんですね、興味ないけど。夕食も側のアヒル屋で。一日二食を外食というのは、今回こっちに来てから初めてでした。

宴会と「圏子」

はるばる徐家匯まで呑みに出ました。ホストは薛毅。10人近くで4時間もワイワイ。毛尖の持ち込んだ地元製茅台(やっぱ味は違うみたい)と、これまで私から原稿を毟ってきた朱生堅の故郷で作った高粱酒、合わせて一升を男5名で空けました、ホホホ。(女性は4名。木瓜ジュースなぞ啜ってた)
ここらは華東師範大学のサークルで、復旦とはまた違うんですね。「圏子」というのは重要な概念です。まぁ私は老外ですし、厳密には彼らの老師輩になりますから、あまり気は使いませんが、属する「圏子」が違うと、プライベートのレベルではまず交錯しないようですね。こっちとしては宴会の回数が増えるだけですから、こういう多元性もウェルカムです。

虹口文学散歩

上海大学(近々復旦に移るらしい)の袁静氏に案内されて、虹口の現代文学にゆかりの場所を見て回りました。袁氏は魯迅も住んだことのある景雲里で育ったそうで、ここらへんはつまり庭のようなもの。幾つかは来たことある場所ですが、やはり地元の専門家にガイドしてもらうとディープさが違いますね。せっかくなので、回った場所をフォトアルバムに記録しておきます。(艾蕪・沙汀の旧居だけは写真が残ってないなぁ。)

バタバタ

ここ数日の戸口騒ぎはヤレヤレですけど、まぁこういう昔ながらの感じでバタバタしていると、風邪なんかひいてられないというか、何となく調子が出てくるから不思議なものです。
虹口の派出所~国定路で財大の文化祭~延安西路のホテルでシンポジウムのウェルカムパーティー~衡山路でビール、なんていう、北から西まで飛び回るスケジュールを一日でこなして、さすがに疲れはしましたが、気分は悪くないですね。
土曜日も、シンポに午前だけ顔を出して、午後と夜はまた約束ありで、ここしばらくは出歩くことが多くなりそうです。精々写真を撮ってきてここにもアップしましょう。

風邪気味

先日酔っ払って帰ったとき、半袖のまま眠り込んだのがよくなかったか、ここ数日風邪気味。それでも感心なことに丸2日籠もって書き物を一つ片づけたので、そろそろ街中に出ることに。
今日は陝西路とか襄陽路とか、西の方まで行こうと思ったのですが、まだ咳き込むし、微熱があるみたいなので、すぐに参照したい周作人を探す用もあったし、近場の福州路を中心にして、遠出は控えました。こないだみたいに激しい腹痛に急に襲われて、出先で悶絶したらイヤですから。
昼食は老舗ご挨拶シリーズの続きで、老正興。内部を改装して、値段も少し高くなったみたい。しかも、点心の味は随分落ちたのでは?小ぎれいにはなったから、今後も本屋に来たときは寄ってもイイけど、まぁこんなもんかな。徳興館はどうなったかな?昔食ったナマコは美味かったけどねぇ。

酔っ払った。。。

ブログ記事は、日本時間でアップしたため、ヘンに日付が混乱しました。10日までは雨で、11日は快晴、本日12日はまた雨です。
今日は遅ればせながら、私の中国における先生、賈植芳先生のお宅にご挨拶に上がりました。こちらも落ち着くまでバタバタしていましたし、先生のところも、身の回りのお世話をしている方が、連休中帰郷していたので。
先生は90歳過ぎて、酒もタバコも止めてしまわれたけれど、私が行くと必ず誰かお相伴する人間を同席させて、心ゆくまで呑ませてくださいます。今日の相手は。。。こともあろうに張新頴だって。彼は最近ほとんど禁酒状態だし、午後授業じゃないの。で、一人で調子に乗って紹興酒2斤空けたら、さすがに回ったマワッタ。帰宅後、バタンキュ~と爆睡起きたらもう6時近かった。。。
先生の言葉を聴き取るには、相当な集中を必要とするし、お耳が遠いのでデカい声を出さねばならない、それで疲労したに違いないけれど、この儀式(?)が済むと、とにかく声は出るようになりますねぇ。

買い出し2

フォトにあるように、今日はすっかり晴天となり、そうそうマンションが夕方まで断水だっていうんで、それならと午前中から買い出しに出ました。昨日昼寝しなかったせいで、夜もよく眠れて元気一杯です。
昨日書き物をしていて、本が足りないと気づき、胡適や陳子展なんか、まぁどこにでもありそうな本だから買いに出たということ。日本から送るくらいなら、こっちで使い捨ててもイイやと思いまして。手間や送料考えれば、それが賢いですな。
本とCDとパンとケーキを買って、南京路の新雅で昼飯食って、青島純生2本の勢いで、さらに西の方まで“掘り”に行くかと思いましたが、背中のリュックが重くなったので、2時には帰宅しました。
机の前でジッとしてヤニふかしているばかりだと、どうしても消化力は弱まるし、胸焼けもする、こうやって天気のいいときは外に出て美味いもんでも食うに限ります。

天候と体調

このところの上海は小雨模様の天気が続いています。フォトにアップした写真は昨日の夕方、たちまちのうちに霧が立ち込めて、ちょっと驚いたので、マンションの窓から向かいのビルを撮ってみたもの。
まぁこういう天気は上海にはつきもので、これが過ぎると夏になるんだな。かくいう私、繊細を気取るつもりはサラサラありませんが、気圧の変化には敏感で、低気圧が近づくと、かなりの確率で頭痛が起こります。それから風の強いのも苦手。これも頭痛が起こります。つまり、こういう天気はあまり好きでない。
多分、今書いているものに片がついて、それと、こないだ書いたものを、それらしく講義用に整理すれば、気も晴れることでしょう。日頃から気が小さいPOKOPENなやつなので、仕事が引っかかってるだけで気分が晴れません。天気のせいにしましたが、実のところはそういうことなんでしょう。
明日、天気になったら、気晴らしにちょっと足を伸ばして、美味いもんでも食べようかな。