夏休み(その2)

夏休みといっても格段の事があるわけでもありません。腰の治癒も緩慢で、“病来如山倒、病去如抽絲”、正にそんな感じ。“傷筋動骨一百天”とも言いますが、いやいや100日間くらいでは到底済まないようです。
で、毎日書き物に精を出すことになるのですが、どうも頭は働かない、集中力も根気もない、ここらも病後ということと関係ありそうです。血行が良くないので、座業が長くなると足が浮腫む、そこで近くを散歩、時折大学にも出る、写真はそんなツマラン日々の一齣です。たまに料理も作ったりしますが、以前のような感興はないようだなぁ。
そろそろ秋気立ってきましたが、それでも暑い日が続きます。体の回復にはこういう陽気の方がいいのか、それとも涼しい→寒い方がいいのか、そこらはちょっと分からないけれど、とにかく早く良くならないものですかね。
写真中の謎の果実と謎の花について、誰かご存知でしょうか?教えてください。

夏休み(その1)

ようやく学校も休みになって、夏休みに入りました。色々とやらなければならないこと、やりたいことがありますが、病後の身なので、まずは全快を目標に養生しましょう。
7月25日(土)は昭和記念公園の花火大会。我が陋屋からも遠くに見えるので、写真に収めましたが、こういうものは上手く撮れないもの。
群生するネコジャラシは、隣の集合住宅が入院中に取り壊された後に生えてきたものです。凄い生命力です。ただ、病気をしてから、こういう旺盛な生命力というのが少し鬱陶しいように思われないでもない。老化が始まったせいかもしれません。
いつも駅まで乗る地域バスの停留所近くの柿がまだ青い実をつけているのを発見。これが色づくころにはすっかり回復していたいものです。

雨過天晴

7月19日(日)、南の空にかなり大きく虹が掛かりました。“雨過天晴”と題しましたが、特に雨は降りませんでしたペロリただ、病後のこの身、早く晴天のように気持ちも晴れ晴れしたいものと、毎日切実に思っている、その願いを込めた次第。

晩秋の景色

少し前の写真が溜まってしまったので整理しました。師走も半ば近いですが、11月中の国立の風景。毎年変わらぬ景色です。恐らくバックナンバーの中には似たような写真が数多くあるものと思われます。年々歳々、自然は同じ営みを繰り返すのですが、実は人間も同じことで、こうやって紅葉や色づいたイチョウを眺め、それが散るのを眺め、来年の夏は暑いのかなぁなどと思いながら歳をとっていくのでしょう。二年間気苦労の少なくない業務を命じられ、すっかり白髪が増え、老眼も進行したようです。それも一段落したようなので、さて上海でお正月映画でも見てきましょう。そこらへんを年末にアップして、今年も終わりです。

青葉若葉の五月

ウカウカしているうちに桜花見の季節も終わり、大学前の通りも青葉若葉で新緑一色となりました。桜は終わっても、晩春から初夏にかけて、様々な花が咲き競い、年々歳々、季節は巡り来るものよと、昔ほど新緑に浮き立つこともなくなったオヤジとしては、むしろ世間人事の移ろいに茫然とする日々。今年は天候が不順なのか、時折寒い日が訪れるものの、もう股引も冬服も要らない陽気です。精々歩くことにしようかな。連休も過ぎれば、新学期はいよいよ本番。今年は三月末にバタバタしていたせいか、新学期を出迎える気構えという点で、やや出遅れた感あり。毎年そんなことを言いながら、ゴチャゴチャやってるうちに夏休みになるんだな、コレが。

桜満開

今年の桜は、例年に比べて7日から10日も早く満開になりました。年々歳々花開き花落つ。まぁ変わり映えしないといえばそれまでですが、やはり気の浮き立つような感じはあるもの。今年は上海から張新頴君を呼んで、もちろんワークショップのような真面目な用に呼んだのですが、ちょうど一週間、桜がどんどん開いていく間を、毎晩のように花見酒と洒落込みました。少々酒疲れの気味もありますが、おかげでこちらも一応春休みらしい格好がついたようです。ちょうど桜満開の時期に遭遇するとは、偶然とはいえ、いい接待になったなぁ。小金井公園は昔から桜で名高いですが、案外だった。意外な発見は大国魂神社の一本枝垂桜で、これは見事。しかし、花見は地元の国立で十分だということがよく分かった一週間でした。と、ウカウカしている間に、新年度は目の前に迫っております。

梅は咲いたか、桜はまだかいな?

今年になって初めてのアップです。年明け以降何かと忙しくて、長閑に写真なぞ撮っている余裕がなかったし、実際面白いような絵もなかったということ。で、ウカウカしているうちに、既に年度末。陽気もようやく春めいてきて、梅はもう終わり近く、桜の季節もそう遠くありません。そんな早春の一日、近場ですが谷保天満宮の梅林に、やや晩めの梅見に。こじんまりとした一角に、それほど多くもない梅が植えてあります。境内に通ずる入り口付近は風の通り道と見え、時折ほのかな梅の香りが漂ってきます。梅見というのは桜の花見とは違って、見物客も神妙な面持ちなのがおもしろい。

晩秋~初冬

今年ももう師走。不順な陽気が続きましたが、この頃はようやく秋らしさも増し、木の葉は美しく色づいております。平年より晩いかもしれません。そんな一日、上野に岡倉天心の展覧会を見に行き、帰りにチクと一杯。料理も紅葉をあしらって季節感を演出しておりました。燗酒が美味い季節の到来です。

台風・梅雨空・夏の花

そろそろ夏休みも近づき、学校関係者はやはり気持ちが晴れてきます(今年はロクに休めそうもないですが)。しかし、天候は晴れどころではない不順続き、季節はずれの大きな台風が来たり、いつまでもジトジトと蒸し暑い梅雨空が続いております。そんな季節の一齣を記録しておきました。東京ももうすぐ梅雨明けかな。ムクゲに百日紅、やはり四季の交替通りに花を咲かせております。

ミュージアムな週末

先週の金曜・土曜と続けてミュージアム見学。金曜に行った小平のガスミュージアムでは、ガスの歴史をお勉強しました。建物自体が昔の出張所(本郷と小岩)を移築したもの。展示を眺めながら、行灯~ロウソク~ガス燈~電燈と、照明の近代化が人間の精神生活に与えた影響って、結構大きいものがあったんじゃないかと、よく考えれば当たり前のようなことに気づいた次第。電燈の普及は大震災後のことだったらしく、するとこの一大革命も、そんなに昔のことじゃなかったんですね。続いて土曜は上野の国立博物館で、碑帖法帖のコレクションを見てきました。写真には撮りにくいものばかりだったので、左の写真には掲げてありません。中国の仏像や陶磁器は、さすがに本家のようには行かず、乏しいコレクションをご大層に見せているという感じを拭えませんが、それでも全体としてはよく吟味してある、立派なもんだと思います。ここも自宅から30分くらいで来られる距離にあれば、もっと頻繁に通うのにな。学生の頃は時々常設展示だけ見に来ました。