東京都薬用植物園

仕事も一段落着いた秋の一日、最近購入したデジタルビデオカメラの実地使用も兼ねて、近くの東大和にある東京都薬用植物園に出かけました。植物園なんてのは動きがないので、動画で撮っても一向につまらなかった。時間が晩かったので仕方なかったのです。この季節、もう花も余りなく、しかも薬用植物はたいてい地味なもので、あまりパッとしない絵柄ばかりですが、ごくありふれた草木に毒があるなんてことを勉強しました。勉強、といえば、「ケツメイシ」という流行歌手がいるようですが、これは実は「ケツ・メイ・シ」=「決命子」であること、エビスグサの種子で、世上ハブ茶とされるのは、みんなこのケツメイシから作った物だということも知りました。しかし、本当はハブソウから作るのでハブ茶。今では天然のハブソウはないので、ケツメイシで代用するのだと。ちなみにハブソウの種子は豆莢に収まっていて、漢名は「望江南」という詞牌だそうです。写真アルバムの方は、その買ったばかりのSONYハンディカムHDR-TG1で撮影したスチルです。

江戸東京博物館

今年の夏はどこにも行かず、セッセとモノを書いていたので、アップできるようなビジュアルが何もありませんでした。加えて、節食生活を送っており、「パスタな日々」も中断中。もう夏も終わり、秋気立った9月の初旬、ようやく短い休暇となった初日、両国にある江戸東京博物館というところに行ってきました。ここは初めて。北京は故宮博物院の書法展を見に行ったのですが、この特別展は人が多過ぎて、鑑賞どころの騒ぎではなかった。いつもチョロッと覗いては感心している上海博物館の展示が如何に贅沢であるか分かりましたね。両国、浅草、駒形あたりは、もちろん戦後再興された町ではありますが、やはり雰囲気あるなぁ。町の雰囲気ってのは、建物がそのまま残っていればいいって、それだけじゃないんだな。この界隈、本当は一日ブラブラして、何か美味いもんでも食って、というコースでしょうが、こちらは西のはての田舎住まいなもんで、博物館だけ見て帰ってきました。常設展示の方は、いまいちピントの定まらないものです。せっかくいいロケーションにあるのだから、もっとガツンとインパクトが欲しいと思いました。あと、駐車料金、もうちょっと安くして欲しい。