11月の上海(第9届巴金国際学術研討会)、陽澄湖の蟹

病後初めての上海です。巴金の9回目のシンポジウムが復旦大学で開催されたので参加してきました。
会の準備が直前までバタバタしており、論文を書いたり、投稿論文の審査を直前までしたり、加えて同済大学人文学院での講演にまで駆り出され、出掛けるまでが大変でした。体調の方はまずまずで、困ったような事態にはならず、これは何より。でも、やっぱり重い荷物なんかは持たないよう、腰が冷えないよう、気をつけてのソロソロ旅でした。
シンポジウムが終了して、帰国前日は上海蟹の産地である陽澄湖に一日遊び、本場の蟹を堪能してきました。
蟹というのはとにかく面倒臭い食い物ですが、ここの蟹は確かに名高いだけのことがあって、一味違うことは、上海語で言う「牛喫蟹」の私にもよ~く分かりました。肉にほのかに甘味があって、他の所のものだと、ふとした拍子に妙に苦いようなものを食べてしまうことがあるのですが、ここのはそういうことがなくて、調味料も必要ないくらいでした。これまで少し馬鹿にするところなきにしもあらずでしたが、ウ~ム、何事も馬鹿にして見くびってはいけないと反省した次第。
上海には来月も行くことになるかもしれませんが、この調子なら多分体調の方は問題ないでしょう。これも嬉しいことでした。